学長室だより
高大一貫教育
五頭山糸と飯豊山系にまたがる上空では成層圏にまで届きそうな巨大な入道雲が立ち上がるころとなりました。大学の東の調整池の脇では、13年4か月前に新井明第二代学長が退任記念に植樹した合歓の木にピンク色の花が咲いています。上空には小さな月が青空の中でぽつんと白い点に見えます。
![合歓の木にピンク色の花がたくさん咲いています](https://www.keiwa-c.ac.jp/wp2021/wp-content/uploads/2022/07/eb12085bbf3ae9e3ad83ed67b53b98d5-scaled.jpg)
合歓の木にピンク色の花がたくさん咲いています
春から秋にかけて特に7月と9月の夏休み前後に大学見学に来られる高校が多くなっています。11日には敬和学園高校から1年生全員が大学見学に来ました。敬和学園高校と敬和学園大学は、高校は新潟市北区太夫浜にあり、大学は新発田市・聖籠町にまたがる土地にあります。高校と大学は車で20分ほど離れていますが、同じ法人の同じ教育理念に基づいて教育を推し進めています。
![敬和学園高校1年生の皆さまが大学見学会に来学されました](https://www.keiwa-c.ac.jp/wp2021/wp-content/uploads/2022/07/1b2ce30df5a58b247eec863361fe1102-scaled.jpg)
敬和学園高校1年生の皆さまが大学見学会に来学されました
すなわち、他人との比較に基づいた能力を第一にする偏差値教育とは真逆で、一人ひとりの存在価値を大切にするキリスト教の人間観に基づいた真の人間教育が第一にあります。それに基づいて自分とは異なる他者の存在を尊重して、他者と共に生きる社会を築いていく教育を行っています。これらが目指すところは、身近なところから平和を創り出していくことです。すなわち「人権」「共生」「平和」にアクセントを置いた教育を推し進めています。それは今までの社会よりも、一人ひとりが自分らしく生きて、より住みやすい社会に創り変えていくことを目指しています。(山田 耕太)