学長室だより

10月の空の下で

天高く透き通るような青空の10月を迎えました。街中でもキャンパスでも、ハナミズキに赤い小さな実が実り、紅葉が始まりました。

先週の20日月曜から後期の授業が始まりました。私は2限にチェーンレクチャーの「地域学入門」(1年生後期必修科目)の初回を担当しました。富川先生のこの科目の説明の後でスライドを用いて縄文時代から現代までの「新発田の歴史と文化」を駆け足で走り抜けるように語りました。200人の学生の姿は遠隔で見えませんが、何か手応えを感じました。4限には「新約聖書の世界6」で、パウロの生涯を熱く語りました。メールでの学生たちの反応で後期にパウロ書簡を読む導入になったことを感じました。

23日の秋分の日に、本学の学生・保護者・教職員対象のワクチン接種の2回目がすべて終了しました。後期が始まるころまでに学生たちのワクチン接種が何とか終えることができるように協力してくださった皆さま方に心から感謝を申し上げます。

ワクチン接種会場で待機する学生や保護者、教職員(朱鷺メッセ)

 

24日金曜のチャペル・アッセンブリ・アワーは私が「リベラルアーツとは何か」というスライドを用いて語った後で、エッセイ・コンテスト授賞式が行われ、受賞者の優れたエッセイが紹介されました。その後で学生たちがメールで送ったコメントをすべて読みました。みんなよく考えて書いていることが分かりました。3限「ヨーロッパ思想史2」でも、今年度のテーマ「リベラルアーツとは何か」について前期の復習と後期の導入を行いました。
(山田 耕太)