学長室だより

地域とのつながり

先週末、新発田市、聖籠町の首長、議員、商工会議所、企業、個人などで構成される「オレンジ会」総会が開催されました。敬和学園大学は、授業や国際交流、就職などで「オレンジ会」から多岐にわたった支援を受けています。今年は昨年度逝去された方々を追悼して黙祷で会が始まりました。その中には、オレンジ会の生みの親である北垣宗治初代学長のお名前もありました。1991年の開学時より、米国アイオワ州オレンジシティにあるノースウェスタン大学との交流が始まり、多くの学生が留学に出かけました。北垣先生は新発田市、聖籠町の方々とツアーを組んでオレンジシティまで引率され、新発田市は1995年にオレンジシティと姉妹都市提携を結びました。こうして町の名にちなんだ「オレンジ会」が発足しました。髙澤大介会長(菊水酒造株式会社代表取締役社長)より、今年も留学に出かける学生たちを支援したいとのありがたいお言葉を頂戴しました。また本学の留学生のこともお考えくださっています。



 

学内では6月に3回、新発田市健康長寿アクティブシニア推進実行委員会と株式会社新潟放送(BSN)、株式会社アイ・シー・オーとの連携で、健康長寿アクティブシニア推進事業実行委員会主催の「eスポーツ体験会」(おおむね65歳以上対象)が本学を会場に開催されました。加藤裕康教授のゼミ生や昨年から関わっている学生たちのサポートを受け、参加者の方々は和気あいあいとぷよぷよゲームに興じておりました。私も「太鼓の達人」を教えてもらいました。一緒に太鼓をたたいてくれた学生さんは最高の難易度でもこなせる腕を持ちながら、最後には私に合わせて一番簡単なレベルで叩いてくれました。こういう思いやりがうれしいものですね。参加者の方々はゲームを介して若者たちと話をするのを楽しみに参加されたそうです。世代を超えた交流の機会は学生たちにとっても気づきと成長の場になります。彼らが自分たちを支えてくれたこの地に、いつか恩返しができるとよいと思います。(金山 愛子)

会場は連日とてもにぎわっていました!