学長室だより

学生が輝き始める時

最近、すれ違う時にあいさつをしてくれる学生さんが多くて、ニコッとしてあいさつしてもらえると心が弾みます。この一週間はオープンキャンパスから始まり、カナダのニューファンドランドからお迎えした作家リサ・ムーア氏の講演会、高校の先生方を対象にした大学説明会など盛りだくさんでした。オープンキャンパスでは学生たちが大活躍してくれました。受付から授業サポート、そして自分たちが関わる活動や大学生活に関する発表などをしていましたが、とにかく元気で、「ベトナム文化」「ローターアクト活動」「子どもたちの居場所づくり」「中国(黒龍江大学)留学」「先輩が語る進路選びと大学生活」など、授業と関連した地域活動や新発田ロータリークラブの下部組織であるローターアクトの社会奉仕活動の紹介、英語も中国語もがんばる学生の留学体験談、そして受験生に参考にしてもらえそうな進学や大学生活のよそで聞けない話など、学生に支えられていると思うイベントでした。大学の将来を考えるにあたって、敬和はどんな大学になりたいのかということをよく考えます。最も素朴なレベルで、学生が元気で笑顔のあるキャンパスがいいなと思います。大学説明会では通信制高校の先生方と、学校に行けなかった生徒・学生が自分自身になれる「時」があるという話をしました。それは小説家のムーア氏が、カナダの大自然、悠久の時の流れの中の短い人の一生という「時」を捉えてモノを書いておられるのと似ているように思います。成長段階にある若者の集団なので問題も起こりますが、一人ひとりの学生にやってくるその「時」を捉え、エンパワーする。そういう大学でありたいと思います。(金山 愛子)

オープンキャンパスを盛り上げてくれた学生スタッフと金山学長