学長室だより

すばらしかった日中友好「2024朱鷺杯・中国語スピーチコンテスト」

中国語を学ぶ大学生が中国語スピーチ力を競う「2024朱鷺杯・第5回全日本大学生中国語スピーチコンテスト北日本ブロック予選」があり、敬和学園大学の学生たちが参加するということで見に行きました。このコンテストは日本華人教授会議主催、中国駐新潟総領事館・敬和学園大学共催で、新潟青陵大学(後援)を会場に開催され、崔為磊(さい いらい)総領事のご臨席を賜り、本学の房教授が大会運営をされていました。「天下一家」(One World, One Family)を共通テーマに、本学、新潟大学、新潟国際情報大学の11名の学生が3分間のスピーチを中国語で行いました。語学の習得には相当の努力と時間が必要ですが、授業外でもしっかり勉強してわずか1年余りでここまで中国語を習得し、立派なスピーチをした竹内聖士琉さん、藤巻誉哉さん、中山栄喜さん、倉島向日葵さん、阿部優美子さんに大きな拍手を贈りたいと思います。スピーチの内容は分かりませんでしたが、敬和の学生たちの発音がとてもきれいで、時にはくすっと笑えるユーモアもあり、土居先生や姜先生らのご指導の賜物であると感じました。

二等賞を受賞した竹内さんのスピーチ


 

崔総領事と英語でお話ししましたが、中国語は特に発音が難しいのに、わずか1,2年でここまで話せるようになったことに驚き、感動されていました。また、学生のスピーチから、若い時に留学や交流の機会を持つことが、双方向的で友好的な関係を築く上でとても重要だと学んだとおっしゃっていました。本学からは、竹内さんと藤巻さんが二等賞、三等賞の栄光に輝きました。全国大会に北日本ブロック枠で出場するそうです。全国を舞台にがんばってほしいと思います。当日は本学の中国人留学生の曹鎏さん、張浩森さん、陳翹楚さんがスタッフとして運営をサポートしていました。よく気が利き動き回っていた彼らを誇りに思います。竹内さんは大学に入って自炊を始めてから料理が好きになり、中華料理・中国文化に興味を持って中国語学習をスタートし、大会発表に至ったということです。今年の旧正月に張さんの中国の実家に遊びにいったこともあるそうです。そんな友だち同士の交流もあることをとても微笑ましく思いました。(金山 愛子)