ダビデの物語・ダビデ王位継承史その29
「アムノンは床に就き、病を装った。王が見舞いに来ると、アムノンは王に言った。『どうか妹のタマルをよこしてください。目の前でレビボット(『心』という菓子)を二つ作らせます。タマルの手から食べたいのです。...
「アムノンは床に就き、病を装った。王が見舞いに来ると、アムノンは王に言った。『どうか妹のタマルをよこしてください。目の前でレビボット(『心』という菓子)を二つ作らせます。タマルの手から食べたいのです。...
「アムノンにはヨナダブ〔ヤハウェは寛大なり〕という名の友人がいた。ヨナダブはダビデの兄弟シムアの息子で大変賢い男であった」(サムエル記下13章3節)とテキストは語ります。王子の友人にダビデと繋がりの深...
新潟に赴任して30年になります。新潟が好きになりました。この地の風土や食物、お米や果物等の特産品、地酒のおいしさを知ったからです。しかし無意識のうちに、転勤族の気持ちを持ち続けていたように思います。よ...
恋わずらいにつける薬はありません。これは古今東西どこでも共通した真理です。アムノンも、アブサロムとタマルの兄妹もダビデの子でした。サムエル記下に「ヘブロンで生まれたダビデの息子は次のとおりである。長男...
不倫によって生まれた子供が亡くなった後、ダビデとバト・シェバの間に生まれたのがソロモンです。この王子こそが、ダビデの晩年に、王位継承の中心人物となって登場してくるのです。ダビデ王位継承史は、サウルの娘...
職人の方々のように、天職とする自分の仕事に迷いがないのはうらやましい限りです。ほとんどの方が自分のふるさとの周辺で働いておられます。技能を向上させるため日々の努力が求められるので、決して楽な道ではない...
断食し地面に横たわっていたダビデですが「だが死んでしまった。断食したところで、何になろう。あの子を呼び戻せようか。わたしはいずれあの子のところに行く。しかし、あの子がわたしのもとに帰って来ることはない...
必死の執り成しにもかかわらず子供は死んでしまいました。「家臣たちは、その子が死んだとダビデに告げるのを恐れ、こう話し合った。『お子様がまだ生きておられたときですら、何を申し上げてもわたしたちの声に耳を...
天命を知るということは、容易なことではありません。天職に巡り会うということも、決して簡単なことではありません。家業を継がれた人で、それは生を受けたときから決まっていたことなので、それが天命だったと率直...
「主はウリヤの妻が産んだダビデの子を打たれ、その子は弱っていった。ダビデはその子のために神に願い求め、断食した。彼は引きこもり、地面に横たわって夜を過ごした。王家の長老たちはその傍らに立って、王を地面...