ダビデの物語・ダビデ王位継承史その55
「アブサロムはアヒトフェルに、『どのようにすべきか、お前たちで策を練ってくれ』と命じた。アヒトフェルはアブサロムに言った。『お父上の側女たちのところにお入りになるのがよいでしょう。お父上は王宮を守らせ...
「アブサロムはアヒトフェルに、『どのようにすべきか、お前たちで策を練ってくれ』と命じた。アヒトフェルはアブサロムに言った。『お父上の側女たちのところにお入りになるのがよいでしょう。お父上は王宮を守らせ...
忘れられた学説を再検討してみようと思ったのは、追い詰められていたからです。19世紀のドイツの学者でシュトイエルナーゲルという旧約学者が、文体が不統一なのは二つの独立した申命記法典の版(二人称単数形の版...
「アブサロムはイスラエル人の兵士を全員率いてエルサレムに入城し、アヒトフェルも共にいた。ダビデの友、アルキ人フシャイはアブサロムのもとに来て、アブサロムに向かって言った。『王様万歳、王様万歳。』アブサ...
「ダビデ王がバフリムにさしかかると、そこからサウル家の一族の出で、ゲラの子、名をシムイという男が呪いながら出て来て、兵士、勇士が王の左右をすべて固めているにもかかわらず、ダビデ自身とダビデ王の家臣たち...
申命記の文献学的考察という演習ですから、主題は申命記をめぐる問題に限定されます。学会発表もされた関根先生は独自の解釈を掲げておられたのですが、あるゼミのとき驚くようなことを言われたのです。申命記本文に...
「ダビデは頭を覆い、はだしでオリーブ山の坂道を泣きながら上って行った。……アヒトフェルがアブサロムの陰謀に加わったという知らせを受けて、ダビデは、『主よ、アヒトフェルの助言を愚かなものにしてください』...
「王はツァドクに言った。『神の箱は都に戻しなさい。わたしが主の御心に適うのであれば、主はわたしを連れ戻し、神の箱とその住む所とを見せてくださるだろう。主がわたしを愛さないと言われるときは、どうかその良...
大声で叱られた経験はずしりと重いものでした。この先生の目が光っているところでいい加減な仕事はできない、と強く思わされたからです。「地震、雷、火事、親父」という諺を思い出しますが、安易な質問をした同級生...
「王が出発し、人々は皆、その後に従った。一行は、まず離宮のところで歩みを止めた。家臣がまず王の傍らを通り、次いでクレタ人全員とペレティ人全員、それに続いてガトからダビデに従って来た六百人のガト人が王の...
「王の家臣たちは言った。『主君、王よ、僕(しもべ)たちはすべて御判断のとおりにいたします。』こうして王は出発し、王宮の者が皆、その後に従った。王は王宮を守らせるために十人の側女を残した。」(サムエル記...