バドミントン部ブログ

バドミントン界を騒がせている件で・・・私の気持ち

本当にバドミントン界にとって悲しい事件がありました。
皆さんもテレビとかマスコミの報道でご存知だとは思いますけど、田児と桃田が違法行為を行ってしまいました。

これはあくまでも私の意見として聞いていただきたいんだけれども、前回のブログでも触れましたとおり、そのことについて自分の気持ちを話したいと思います。

まず今回の件は、2人とも社会人としての認識ができていない、非常に問題のある行為でした。
記者会見でも本人たちが言ってましたけど、違法だとは分かっていたけど行ってしまった、それは社会人としてはどうしたって通らない話で、人間的にまだまだできていない部分があったと思います。

そして、バドミントンに関わる1人の人間として、子どもたちを含めてバドミントンをしている人たちに大きな影響を与えてしまったことは、とても残念に思っています。

2人は現在も深く反省しているだろうけれど、とにかくきちんと罪を償っていって欲しい。

私は7年前に、敬和学園大学のバドミントン部の監督に就任しました。
キリスト教主義のこの大学で働くにあたって、最初に、当時の後宮理事長とお話ししたことを思い出します。
「人間間違いを起こすことがある。しかし、その罪を償った後、社会への復帰を支えてあげることが大切だ」と。

この言葉があって、7年間、この大学でバドミントン部員、そしてそれ以外の学生たちと接していく中で、50歳を過ぎてなんですけど、ようやく自分自身が人間的に成長できたと思ってます。

私は、2人のこれからのことを大切にしてあげたいと考えています。

バドミントン協会、所属している会社、なにより社会的な処分をきちんと受けた後、その後に彼らがどうしていくか、そこが大切です。

今与えられている、無期限の処分、これがいつ解けるものかわからないですけど、2人にはいつか社会に復帰して欲しいと願っています。

2人は、バドミントン一筋に生きてきて、高校を卒業し、この道を進んできました。
バドミントンに関しては、2人とも本当にまじめに、真摯に競技に取り組んできた。これだけは、間違いのないことです。

この違法行為については、とにかく2人が反省し、罪を償うことが必要です。
でも、それを越えた部分で2人を責めることなく見守っていきたい、支えていきたいというのが私の気持ちです。

このブログを読んでいる皆さんにお願いしたいのは、2人がきちんと立ち直ったその時には、ぜひ認めて受け入れて欲しいです。
またもう一度、社会の一員として活動していけるように応援して欲しいです。

このことは、2人だけの問題でなく、彼らに関わったみんなの問題だと思っています。
このブログ、その1人としての私個人の正直な気持ちを書き綴りました。

皆さんからのご意見は、私自身が受け取りたいと思います。
久しぶりの長文になってしまいました。
2人のことよろしくお願いします。