バドミントン部ブログ

武下利一優勝!松浦進二の見た「日本ランキングサーキット」

5月15日から26日まで11日間長期遠征に出ていました。

国体予選はそこそこの成績で・・中部学生は思ったより成績も悪く・・どっと疲れました。

ただ、最後の ランキングサーキットで武下が優勝 して、疲れも半減しました。

報告2

ンキングサーキット終了後に、このブログにもかなりのアクセスがあったみたいですが、なかなか更新できなくて申し訳なかったです。ようやく落ち着いたので、ランキングサーキットをベンチから見ていて感じたことを書きます。

<1回戦>  武下利一 2 – 0 堀内研人(埼玉栄高校)
1回戦の相手は埼玉栄高校の選手。全日本ジュニアのチャンピオン。私は堀内選手のプレーは初めて近くで見たけど、1ゲーム目を見た限りでは本当にジュニアのチャンピオン?という感じでした。しかし、2ゲーム目を見てほんとにミスをしない選手だなと感心。だから、利一も言っていたけど1回戦が精神的にも体力的にも一番つらかった試合じゃないかなと。

<2回戦>  武下利一 2 – 0 佐伯祐行(日本ユニシス)
2回戦は日本ユニシスの佐伯選手。彼は私から見るとどちらかというとダブルスプレーヤー向きで、トリッキーなプレーをしてきます。ラリーが続かないような試合運びをされたら2回戦も危なかった。

<準々決勝> 武下利一 2 – 0 藤田真生(東京都協会)

準々決勝では、普段からよく一緒に練習している東京都協会の藤田選手。これは逆に2回戦と違って、ラリーを続けられるとまずいと思った。でも利一のメリハリのきいたスマッシュが決まっていたので安心して見れました。

<準決勝>  武下利一 2 – 0 山田和司(日本ユニシス)

準決勝は日本ユニシスの山田選手。彼には去年新潟国体で負けたけど、その時の印象はスピードのあるシングルプレーヤー。彼のスピードに武下がついていけるかどうか。国体の時はついていけなくて負けた。スピードについていければいい試合になるだろうと思って試合を見ていました。1ゲームはすごい競ったけどなんとか勝利。2ゲーム目はちょっとむこうがバテたのか、スピードが落ち、利一の一方的な試合でした。

<決勝>   武下利一 2 – 1 竹村 純(JR北海道)
決勝では、JR北海道の竹村選手と対戦。私からみて竹村選手は準決勝の山田選手に似ていて、スピードのある選手。しかも、準決勝で去年優勝のトナミ運輸佐々木翔選手を破っているので、決勝も自信を持って挑んでくると思った。ただ、利一のプレーがしっかりできれば、気持ちをしっかり持っていれば、決勝でも勝てるのではないかと思っていた。
優勝できた最大の要因は、普段練習していること、私が言っていることをしっかり利一がコートの中でできたことではないかと思う。一番私が言っていたのは「コートをもう少し大きく使え」ということ。前後左右はもちろん、高さをもっともっと使いなさいと言っていたんだけど、それがきちんとできたことが優勝につながったんだと思います。

報告

以前ブログに私が書いた、利一と同い年でNTT東日本の田児賢一選手との差も、ほんの少し近づいたんじゃないかと。

ただし、これからが利一にとっての本当の勝負。海外遠征もあるけど、日本の大会、特に全日本学生、全日本総合に向けて全力を尽くしてがんばってもらいたい。