学部・学科ブログ

山形県の離島・飛島の合宿「島キャンプ」に参加しました!

 8月17日に敬和学園大学共生社会学科の学生が、合宿をつくる合宿「島キャンプ」@山形県の離島・飛島に参加しました。この合宿は、10代後半から40代後半までの幅広い年齢の人々が参加する合宿です。そのため、参加者の職種も多種多様で大学生や行政職員、ヒッチハイクで全国を旅してる人、飛島が大好きなおっちゃんと非常に濃いメンバーが集まっていました。合宿ではAからEの5チームに分かれ、1チームコーディネーター含めた5〜7名のメンバーで活動しましたが、その中で私たちはDチームとEチームの配属になりました。合宿前の事前ミーティングではオンラインでしたが、主催者側から課題は特に提示されず、与えられたフィールドの中から自分たちで課題を見つけ、その課題を解決するために活動するという合宿であるということが説明されました。そこで私たちは飛島ってどんなところで、自分たちは何ができるかを調べるという作業から始めました。Dチームでは「愛のワン・ニャン動物合宿」、Eチームでは「海ゴミファッション」というテーマを設定し、そのことについて合宿することを決めました。

 4年熊谷と鎌田が参加した Dチームでは「愛のワン・ニャン動物合宿」テーマで、飛島にいる動物たちに焦点を合わせ野良猫や秋田犬の目線から飛島の魅力を伝える動画を作成するという企画を立てました。私たちのチームはコーディネーター含め全員が学生だったので、コミュニケーションが取りやすく順調に撮影することができました。気温が35°を超える猛暑でしたが、全員動物の着ぐるみを着て、顔もしっかりメイクをして動物になりきりながら撮影しました。正直、着ぐるみを着るのは恥ずかしかったですが、他のチームから励ましの声をかけてもらったので、徐々に恥ずかしさも消えて撮影に望むことができました。今回の経験を通じて今後何かの撮影をする際、自分が率先して取り組むことがよいということをを学びました。

 ストーリーは、のんびり気ままな性格の猫が、島のあらゆるものを見つめるという内容なので、常に猫の目線で撮影するということを心がけました。撮影中は何度もテイクを重ね、自分たちは納得がいくまで校正しました。その結果、当初自分たちが設定したコンセプトと大きくずれることがなく動画を作成することができました。また編集では、シーンを見返しながらどんなセリフを入れたら面白いかやナレーションをどのタイミングで入れるかといった議論をチーム全員で夜遅くまで話し合いました。また、動物の鳴き声を入れるために声真似が得意な人を他のチームから来てもらって協力してもらい、見ていても飽きないような工夫もしました。他チームとのコラボレーションのシーンも入れて、島の魅力と合宿の様子の両方が楽しめる動画に仕上げました。合宿の最後の成果発表で上映したところ、多くの方から評価をいただき参加者全員で楽しみました。

 

 2年北村が参加したEチームでは、「海ゴミファッション」というテーマで、海ゴミを使ったファッションショーと筏を作りました。。海ゴミファッションショーは、去年から引き継いだプロジェクトだったため、事前にあまり決めず現地で内容を決めていきました。当日決定することが多かったため必然的にメンバー同士でコミュニケーションを取る機会が多くなり、その結果、とても活動しやすくなったと思います。まず海ゴミを集めるために、厳しい暑さの中メンバー全員で島の反対側まで険しい道を歩いて多くの海ゴミを集めました。そして、海ゴミファッションを着てもらう人を決め、その人たちの写真撮影をしました。自分たちのチームだけでなく、他のチームのメンバーにも協力を求めましたが、盛り上げてくれる人がいてくれたので、本番ではとても楽しくファッションショーを開催することができました。

 また、筏作りもファッションショーと同様に島の反対側まで行き、廃材や捨てられているロープなどを調達し作成しました。当初、筏を海ゴミで作るのは難しいのではないかと考えていましたが、実際にチャレンジしてみると人が乗って移動できるくらい頑丈なものが完成し、私自身とても感動しました。私はこのプログラムで海ゴミの量の多さだけでなく、その多くが海外(特に韓国)から流れ着いている物だというのに驚きました。そのため海をきれいにするためには、国際的な視点で考える必要があると感じました。

 Eチームは個性豊かなメンバーが多く、それぞれの個性を活かすことに重点を置きながら、困ったときは遠慮なく助け合うことをモットーとして活動しました。他メンバーから様々な経験談を聞けたことも、私にとってはとても有意義な時間でした。私は今まで学外の人と関わるという経験が少なく苦手意識を持っていたので、見知らぬ人と話をすることに最初とても緊張しましたが、徐々にメンバーとコミュニケーションを取るにつれて緊張がほぐれていき、最終的には自分から積極的に話すことができるようになりました。今回の多様な人と関わるという体験は、自分が成長する大きなきっかけになりました。

 

 今回参加したプログラムは、与えられたフィールドの中から自分たちで課題を設定し、その課題解決のためにアクションを起こすという体験でした。私たちにとっては初めての経験でしたが、チームのメンバーと話し合いをしたり、自らの意見を積極的に述べたりと、今から振り返るとかなり成長することができたと感じました。さらには多種多様な人との交流から、新たな価値観や視野を持つことができたのではないかと思います。他の参加者に私たちのゼミ活動を紹介するとほとんどの人が興味を持ってくださり、合宿終了後も継続できるつながりが作れたということも非常に貴重な体験で、自分たちのこれまでの活動に自信を持ちました。11月には、合宿プランをブラッシュアップする機会があるので、残りも力を合わせて少しでも良いものができるように頑張ります。

 

 

 

共生社会学科 4年 熊谷 悠星

共生社会学科 4年 鎌田 逸希

共生社会学科 2年 北村 大地

 

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