敬和学園大学 授業アンケート集計
科目名 | アジア史 | 履修登録者数 | 48人 |
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授業形態 | 講義 | 回答者数 | 31人 |
担当教員名 | 木下 光弘 | 回答率 | 65% |
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【学生のみなさんへ】
内容的に「マイナー」なテーマである内モンゴルの歴史を取り扱いました。ですが、受講者の反応はこうして比較的良好なもので安堵しております。ただし、ご指摘にあるようにもう少し前近代の部分を簡素なものにして、現代の問題に時間を割くべきだったという反省は、担当者も持っています。内モンゴルの人びとは、ロシア、中国、日本という大国の中でいかに生き抜くべきかを常に苦心し続けた人びとです。そのうえ、モンゴル国と違い、現在は「主体性」を有さない人びとです。多様なアジア世界の中で奮闘し続けている内モンゴルの人びとの諸問題、そして彼らの近現代史に日本が無関係ではなかったことを忘れないで欲しい、と思います。そして、今回は取り上げることはできませんでしたが、内モンゴル問題と同じ構造の問題が我々の身近な社会にも存在しているので、いわゆるマイノリティへの視座を忘れないで欲しいと願っています。 なお、試験で内モンゴルとモンゴル国の区別がついていない回答が散見され、この点は少し残念でした。